マンションでの生活トラブルで最も多いのが騒音です。マンションは一つの建物に複数の世帯が暮らしており。ある程度の音が伝わるのは仕方がありませんが、特に問題になりやすいのは上階で飛び跳ねたり椅子を動かしたりする音です。対応としては、室内で飛び跳ねなかったり、椅子やテーブルの脚に防音カバーをつける等マナーや気配りが大事です。床にカーペットを敷くのも有効です。又、管理規約に時間制限があるとはいえピアノ等の楽器の音も気になる所です。(マンションによっては楽器禁止の所もあります)床の遮音性は、コンクリートの床(スラブ)の厚さ、床の仕上げ方、そしてフローリング(フローリングでないマンションもあります)の遮音性の3つで決まります。まずコンクリートの床(スラブ)が厚ければ厚いほど遮音性は高くなります。床の仕上げ方には、スラブに床材を直接貼る方法とスラブの上に支持ボルトで下地材(合板)を敷き、その上に床材を貼る方法があります。支持ボルトで下地材を敷く方が、一般的に遮音性が上がりますが、密閉すると太鼓現象が起こりより響く可能性があります。さらにフローリングそのものに遮音性がありますが、『ΔL等級』の数値が大きいほど遮音性が高くなります。Δ(デルタ)等級とはフローリング単体での遮音性能を表すものです。次回はペット飼育に関するトラブルについてお伝えします。